梵魚寺で猫に会ってしまった(1)
韓国は猫が嫌いなお国柄
もうずいぶん前のことですが、奉天洞の食堂で美味いカツ丼を食べて店の外で一服してると、女子大生風の美人が声をかけてきます。
「すみません…あれをちょっと…」
と言って指差す先をみると、ワンルーム・マンションの入口を取り囲むように猫たちが集会中。
一瞬なんのことやら分かりかねたものの、ここは韓国。合点しつつ、猫たちに一時解散して頂きます。
こんな具合で、日本に比べるとまだまだ韓国は猫が嫌いなお国柄。
宿の近くで猫に出会っても、交流は困難なのが残念です。
ただ、最近は猫が好きな韓国人も多くなり、ずいぶん変わったのも事実。
奉天洞にもネコカフェができ、かっては“도둑고양이(泥棒ねこ)”呼ばわりされていた野良猫も、現在は“길고양이(道ねこ)”と呼ぶことが多くなりつつあります。
(つづく)