韓国を撮り歩く

韓国を歩きながら撮った写真と覚書きです…(つ ・ ω・)つ

オートバイ(3)

赤い業務用が一般ながら

韓国の、特に業務用バイクは濃い赤のカブ型が多いですが、鮮やかな緑のもあるようで、こちらも恰好良いです。

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たぶん大林(대림)のシティ(씨티)

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前から。なかなか良い顔しております。

ただ最近はスクーター型に移行中

日本でもそうですが、カブ型の「いかにも業務用」からスクーター型に移行しつつあるようにも思われます。おそらく、カブ型はマニュアルでギアを変える必要があるのに対し、スクーター型はその負担がないからでしょう。

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ちょっと見えにくいけどスクーター型の配達バイク。氷を運んでるようですね。

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こちらは業務用か私用か判断に迷う感じ。お向かいはソニー、こちらはキャノン(向こうのほうが遙かに高価なわけですが、真っ向勝負)。

新型コロナの影響でいつにもまして出前の需要が増え、食べ物を載せて走るバイクは活躍の場が広がってると思いますが、経済全体としては沈滞が続き、市場(しじゃん)を拠点にモノを運ぶバイクはあまり走らなくなってるかもしれません。早く日常に戻って、バイクにもどんどん走ってもらいたいです。

 

(了)

オートバイ(2)

韓国人の別名は「出前民族」

 

新型コロナや4.15国会議員選挙があってさもなくば新聞紙面を席巻していたであろうn番部屋関連の話も埋もれつつあるなか、実は独禁法関連で興味深いニュースが地味に話題です。

韓国の出前サービス・アプリ業界でシャア2位、3位を占める“요기요(ヨギヨ, 33.5%)”と“出前通(배달통, 10.8%)”をドイツのデリバリー・ヒーローズという会社が保有してるのですが、この会社が業界1位の“배달의민족(出前民族, 55.7%)”を買収しまいしまた。

その結果、デリバリー・ヒーローズ傘下の3社が出前サービス・アプリ業界でシェア合計90%以上を占めることになり、また会社の売上額規模も大きいため、公取委の審査が始まります。

ところが、審査の途中で、出前民族が加盟飲食店の広告露出の仕組みを変えたり、手数料を定額制から料率制に変更したりして、多くの加盟飲食店が大反発。社会問題化してしまい、出前を頼む一部消費者の皆さんが出前民族不買(不利用?)運動に乗り出したり(https://ux.nu/okrl2)、一部の自治体が手数料なしで飲食店に利用させる出前アプリを開発し、なんとそれが別の自治体に拡散しつつあったりします(https://ux.nu/diYjI)。

これ、独禁法の観点からはいまホットな話題になっているプラットフォーム事業者に対する規制という側面もあって極めて興味深いのですが、ここではひとまず、出前サービスが全国民の利害に関わるのが韓国なのだ、ということを確認したいと思います。

韓国はまさに出前の国、そして韓国人は出前民族なのであります。

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出前民族のライダーがGS25でお買い物中。エメラルドグリーンでコーディネイトされています。

出前は深夜まで続くのだ

「出前」という固有語があるくらいですから、日本でも出前は伝統的サービスです。最近では一部のチェーン系レストランやファスト・フード店でも出前サービスをしているようですし、コロナ騒ぎのためテイクアウトとともに出前サービスを充実させているようです。

ただ、日本の場合、二人前以上から可能という(おそらく)暗黙の了解があったり、深夜は出前をしないなど、制限があります。

しかし、韓国、特にソウルは違います。最近でこそ「出前は10,000ウォン(ざっくり1,000円弱)以上の注文から」などと言う食堂もちらほらあるようですが、それでもまだ4,500ウォンのチャヂャンミョンひとつでも躊躇なく出前を頼めます。さらに凄いのが、友人と部屋で一杯やりつつ午前2時くらいに小腹が減って「チキンでも注文するか」というのがOKなところです。

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夜の街を疾走する出前バイク。

夜食といえばチキンとピザが王道ですが、少なくともソウルと釜山ではメニューも色々と選べます。これは本当に凄いわけですが、それを支えているのがバイクとライダーです。コロナの影響で、出前ライダーがいつにも増して忙しいと言います。くれぐれも事故には気をつけて。

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配達を終えてひといき。かっこいいですね。

(つづく)

オートバイ(1)


韓国でオートバイというと
 

最近では趣味でバイクに乗る人も増えつつあって、日本メーカーのスポーツ・ネイキッドやレーサー・レプリカみたいなやつ、あるいはハーレーなんかで集団ツーリングなどという光景もちょいちょい目にするわけですが、まだまだ市場に並ぶ働くバイクも健在です。

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市場でスタンバイするバイクはまだまだ健在。

 

バイクの大きさに不似合いな荷物の容積、そして荷台から地面に突き刺さるように見えるつっかえ棒がプロ仕様である証です。

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バイクの大きさに不釣り合いな荷台、それを支えるつっかえ棒はプロ仕様の証。

 

さらに、迅速配達はバイクでこそ活きる特性でしょう。信号待ちは、常にポールポジションなのであります。

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ポールポジション

事故に気をつけて、まだまだ頑張ってほしい韓国の「働くバイク」です。

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事故には気をつけて。

そういえば、日本語ではエンジンが付いた二輪車をバイクと言うことがやや多いような気がしますが、韓国ではオートバイが圧倒的ですね。表記は、今では“오토바이”が一般ですが昔は“오-토바이”と長音記号を入れてました。今でも古い店の看板には残ってますね。

(つづく)

済州島~インスタ映えするほう(8)~

金寧迷路公園も面白いで

済州島観光の醍醐味はやはり自然の景観なわけですが、人間の手になる造形物も面白そうなのがあります。

昨年5月に行ったのは、寝坊した日でもバスで行ける金寧迷路公園(김녕미로공원)。

生け垣で迷路が作ってあって、チェックポイントでハンコを押しつつゴールを目指します。

ほどよく時間もかかり、ゴールの達成感も味わえます。

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チェックポイントでハンコを押してゴールを目指そう。

猫も有名

パンフレットを見ますと、金寧迷路公園はに猫がいるようです。

猫を好まないお国柄ゆえ警戒心の強い猫が多いのですが、ここの猫は割と柔らかく人間と付き合っているみたいです。

迷路でさまよって疲れたなと思ったところに猫が寝てたりもします。

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入口前にある休憩スペースも猫と共用。

ちょっと済州で引っ張り過ぎました。済州がインスタ映えする島である証拠だということでひとつ。

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宿の前の大通りの夜。

(了)

済州島~インスタ映えするほう(7)~

気分が良いと、何でもないものでも美しく見えてしまう

単に道標に沿って歩いてるだけなのですが、美しい風景にため息をつきつつ写真を撮ったり、一服してる人を見つけては同輩になってみたり、突拍子もない妄想をしてみたりと、ゆったり時間を過ごしていると、何でもないものが美しく見えてしまうようです。

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何でもないものも美しく見えてしまう気分の不思議。

ただやはり、美しい光景より身体を動かした後のビールの旨さを鮮明に覚えている小生であります。ゴール前の坂道のつらさがビールを一層美味しくしてくれます。

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間もなくゴールの西歸浦観光劇場の前で。

(つづく)

済州島~インスタ映えするほう(6)~

インスタ映えするほうのオルレッキル6コース

一昨年12月の済州旅行は友人が観光プランを立ててくれたうえに車を運転して連れ回してくれました。おかげで、山ほど写真を撮れてそこそこ良いのがあるものの、 あまり引っ張るのもあれかと。

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友人が最後に連れて行ってくれたポイントがここ。

そこで、ここらで昨年、2019年5月に歩いたオルレッキル6コース。

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スタートして間もなくは街の雰囲気。

歩いていると、ため息の出る絶景や面白い地形に出会います。

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ここは足元が悪かった。

コースの各所にオルレッキルであることを示す印が掲げられています。リボンが木の枝にくくりつけられていたり、壁に矢印が描かれていたり。牛沼端(쇠소깍)から出発した小生の道しるべは青です。

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壁に描かれている道標。

風景がきれいで確認を怠ることがあり、小生も一度道から外れてしまって緊張しました。そのような場合は、慌てず騒がず、カカオ・マップでコースを表示させたうえで現在地を確認しましょう。しかし、何より重要なのは、道から外れたときに道から外れていることに気付くことです。

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風景が良いと道標を確認するのを怠りがち。ちょいちょい確認しましょう。

(つづき)

済州島~インスタ映えするほう(5)~

日の出峰にも行ったのである

済州島の観光情報を見ると必ず紹介されている日の出峰(일출봉)。自然の景観を楽しむ心の余裕がない小生ですら一度は訪れてみたいと思っていました。

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日の出峰に行く途中で。

実際に登ってみると、近すぎて火口の丸い窪みは実感されず。

また訪問者の人口比率の関係から「ここは中国か?」と錯覚してしまい、韓国にいることすら忘れそうになります。たまたまでしょうけど。

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日の出峰は上から撮った写真が多いですが、下から見てもなかなか立派。

念願の日の出峰訪問が現実になった興奮もあったんでしょうけど、登って降りる途中で見た風景も素晴らしいです。代表的観光地なので公共交通の便も悪くありません。階段の上り下りが大変なので、体調を整えて行きましょう。

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西に漢拏山。

今回は行けませんでしたが、日の出峰の北にある牛島(우도)も面白いとの助言。そうそう、済州といえば海女(해녀)さんも有名でした。

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北に牛島。眼下の建物は海女さんのなんとかだった記憶。

(つづく)