韓国を撮り歩く

韓国を歩きながら撮った写真と覚書きです…(つ ・ ω・)つ

済州島~インスタ映えするほう(4)~

済州島といえば黒い石

済州島はそれ自体が火山という風情でして、黒い火山岩があらゆるところで見られます。

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様子が良すぎで思わず車を停めてもらった畑の前。

低く黒い壁がアクセントになった風景が面白くて写真を撮りたいところが多いわけですが、お、ここで停めてくれとしばしば頼むのも遠慮され、走る車から頑張って撮るのです。

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走る車から頑張って撮影。

友人は小生が何を面白がってるのかいまいちピンときていない様子でしたので「黒い火山岩が面白い」と説明するも、虚しく終わるのでした。

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この5月に歩いたオルレッキル6コースにも黒い火山岩は満載。

 

済州島~インスタ映えするほう(3)~

どこにいても漢拏山が見える

済州島では、どこにいても漢拏山(한라산)が見えます。

だからどうということはないのですが、「あ、いま済州島なのね」という確認をいつでもできるわけです。

見るポイントによって様子が変わりますが、とにもかくにも、済州島にいることを常に再確認できますので、あれ、いまどこにいるんだっけ?ということにはなりません。

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小生が使わせてもらった部屋からも漢拏山が見えて、あ、いま済州島にいるのね、という確認ができます。

どこにいても大抵見えてしまう漢拏山ですが、済州島の東の端のほう、ソプチコジ(섭지코지)の入口あたりから見えた姿が控えめで美しゅうございました。それにしても、ソプチコジを漢字で書くと「渉地可支」となるらしいです。へぇ、と。

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たぶんですけど、渉地可支(섭지코지)の入口あたりから。

(つづく)

済州島~インスタ映えするほう(2)~

冬の済州島は美しい

海水浴場がちょいちょいありますが、さすがに冬に泳ぐ人はいません。

天地淵の滝(천지연폭포)に向かう途中、ちょいちょいビーチのそばに車を止めて海を見せてくれます。

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エメラルド・グリーンの理由を聞いたか調べたかして「へぇ、なるほどね」と思った覚えはあるものの、その仕組みについては失念。

いわゆるエメラルド・グリーンの海を見るは初めてです。これだけで感嘆しきりだったのですが、人気がいないビーチはこんなにも静かで綺麗なものかなと感心します。

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人がまばらなビーチは静かなのも良し。

 

済州島~インスタ映えするほう(1)~

済州は観光地

済州島は言わずと知れた観光地ですが、小生が初めて訪れた済州はバイト先でした。

韓国の某研究機関から「済州大で食の安全に関するシンポがあるから何か喋ってちょ」という依頼とも命令ともつかぬ連絡が入ったためです。ついでに観光でもと思いつつ、こういう時に限ってソウルで忙しいわけです。

悔し涙に暮れながらシンポ前日の夜に済州に入り、シンポと懇親会を何となく済ませ、翌日の昼の便で帰京。観光要素ゼロの済州でした。

その恨を抱えていたところに、某公企業に勤める友人が済州の某ホテルに短期の出向でしばらく居住するとの連絡。地元に慣れた頃を見計らって観光に行こうと心を決めていたのです。

2018年の12月、たまたま安い航空券が出ていたおかげで、ついに恨を解く機会が訪れました。友人はすでに地元情報にも詳しく、また車を使えて自由に動くことができます。プランを立てて待ち構えてくれていて、効率もばっちりです。

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車を使える人を頼れると非常にありがたい。

季節は冬でしたが、ところどころ花畑が綺麗です。1,000ウォンだか2,000ウォンだか、ともかくいくらか払って花畑で写真を撮れるサービスがあったりして感心したものです。

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冬でも花が咲く済州。

(つづく)

済州島~インスタ映えしないほう(4)~

ゴールの前に観光スポットも

6コースのゴール地点にオルレ旅行者センターという案内所兼土産物販売もするカフェがあります。

歩ききった興奮から土産や記念品をしこたま買い込んでしまう危険なスポットなわけですが、その手前に李仲燮(이중섭)画伯にちなんだ通りがあります。

そのせいかどうか、周辺一帯が洒落た感じです。

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李仲燮通りに、一時画伯が住んでいた朝鮮家屋も。

根性の源はビールや

ただ、すでに10キロほど歩いているところに急な坂を登らされ、男のど根性を試されてる気分になります(身体的疲労はポリティカル・コレクトネスに対する配慮を減退させるため、注意が必要です)。

カカオ・マップを取り出して、ゴール地点近くにスーパーを探しながら気力を振り絞ります。

チョンジ(천지)マートがなければ、きっと心が折れていたでしょう。

いつも飲んでるハイト・ビールですが、こんなにうまかったかしらん(灰皿として代用された紙コップがさり気なく置きっぱなしにされているのは一流店の証)。

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急な坂道を登り切る男のど根性の源は、冷えたビールである。

(了)

済州島~インスタ映えしないほう(3)~

風が気持ち良い

これは絶景と思うところもあれば、特に素晴らしい光景が展開するわけでもない田舎道も通ります。

出発点と到着点を除くとあまり人影も見えず、かと言って人気(ひとけ)がなさすぎて不安ということもなく。

お、風が気持ちええね。

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風が気持ち良いオルレッキル6コース。

色んなものにひっかかる

風に吹かれながら良い気分になっていると、もう何でも綺麗に見えてしまいます。すたすた歩けば3時間ほどでゴールできるんでしょうけど、いちいち色んなものにひっかかります。

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道端に捨てられた柵にすら。

もちろん、様子の良い建物にもひっかかります。

お、廃工場と思ったら、飲み屋機能をメインにするエンターテインメントビルディングだったりする建物でした。

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飲み屋機能中心のエンターテインメント・ビルディング。

(つづく)

済州島~インスタ映えしないほう~(2)

済州の海

火山岩が織りなす地形がおもしろい済州ですが、エメラルドグリーンといいますか、九十九里では見られない海の色も印象的。

この5月、以前から歩いてみたかった済州オルレッキル(제주 올렛길)の第6コースを回ってみました。初心者はこれが良いということで。

済州島の南側の縁、牛沼端(쇠소깍)から天地淵の滝(천지연폭포)のちょい手前、済州オルレ旅行者センターまでの約11キロです。 

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쇠소깍(牛沼端)を過ぎて西に少し歩くと砂浜。夏は海水浴客も来そうです。

海といえば人工的に造成された港か九十九里くらいしか思い浮かばない小生、黒い火山岩が海辺を覆っている光景は非常に珍しく感じられます。

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黒い火山岩が昔の噴火を物語ります。

1ヶ所だけ、KALホテルの手前あたりでハードコースとイージーコースに分かれます。勢いでハードコースを選びましたが、ちょっとキツいかな、くらい(キツいのを避ける場合はKALホテル側を行けます)。

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「オレンジはこっち?」と訊かれました。東からスタートは青い矢印、西からスタートはオレンジ矢印に従って歩きます。

様子の良い建物がちらほら

道中、車道と重なるコースでは所々にかって工場であったと思しき建物があります。気持ち良く歩いてるせいもあって、これが実に良い様子です。

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稼働している様子のない工場。

(つづく)